晩秋から冬にかけて実が黄色く熟する。日本への渡来は、江戸時代に清の商船が遠州灘沖で遭難し清水港に寄港した。その際に船員が清水の人に砂糖漬けの金柑の実を送った。その中に入っていた種を植えたところ、やがて実がなり、その実からとった種が日本全国へ広まった、といわれている。キンカンは家庭の庭木などにも良く使われているが、観賞樹として利用されるものは果実の小さいナガキンカンが多い。