2人が死亡、6人が重軽傷という痛ましい佐世保散弾銃乱射事件を受け、長崎県議会で国に銃規制強化を求める意見書が全会一致で可決され、さらに、佐世保市議会でも銃器犯罪の根絶を求める意見書が可決されました。いずれも、国に対し、銃刀法はじめ関係法令の見直しや銃器および火薬類の取り扱いに関する規制強化を求める内容になっています。
一方、愛媛県警では県内の16警察署ごとに猟銃の登録者を訪ねて保管状況などをチェックする臨時の一斉点検を始めました。県内における猟銃(ライフル銃、散弾銃、空気銃)の登録数は6334丁で、所持者は3629人。愛媛県内の銃による事件は05年12月に、伊方町の山中でイノシシ猟をしていた男性が誤って発砲して知人2人にけがを負わせる事故。昨年1月には八幡浜市内の山中で、イノシシと間違えて知人に発砲し、死亡させています。
今、全国で許可されている銃は約30万5000丁にも上っています。こんなに多いのかと驚かされますが、これだと日本もアメリカと同じく銃社会といっても過言ではありません。今年は発砲事件が大幅に増加し、先月末までに54件起きて19人が死亡しています。長崎市長の殺害や立てこもりなど暴力団員による事件も多いのですが、高知県では隣に住む男に撃たれて親子が死傷した事件、鹿児島市で兄が弟を殺害したとして逮捕された事件などには猟銃が使われました。
これだけ多くの銃が合法的に所持されていることを考えると、もう、日本も安全ではなく、悲しいことですが、日常生活の中に危険があるというように認識を変えることも必要です。合法的に所持を許可された銃器が凶悪事件に使用され、一度許可されると、その後は簡単に更新されるという許可のあり方やこれまでの規制の在り方に疑問が残ります。市民の不安が解消されるような銃の管理を徹底する実効性のある対策が強く求められていると考えるのは私だけではないでしょう。
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